歯と歯の間に白っぽい粘りのあるものがついていることがあります。ほとんどの人の歯についているはずです。
それを採って顕微鏡で見ると、たらこの粒のような丸いものや糸くずのようなものが動いているのがみえます。
もっと拡大すると、真珠のネックレスのようにつながっていたり、ぶどうの房のような形、あるいは棍棒が連なっているようなものもあります。
これらすべてが細菌です。
細菌は1ミリメートル角の升に、一億匹入る大きさといわれています。もちろん、人間にとって有益な細菌もいれば、悪さをするものもいます。
日和見菌(ひよりみきん)といって、通常は関係ありませんが、ある条件になるといきなり悪さをする細菌もいます。
どの細菌にも共通していえるのは、増えるスピードがとにかく速いということです。
1つの細菌は、30分で2個に分裂します。その後、4,8,16と2の2乗で増えていきます。
1つの細菌が24時間後には、275になっています。1億の細菌は24時間後には、275倍になっているということになります。
口の中全体を考えますと、いったい何億の細菌が生息しているのか想像もつきません。この細菌の大群の中に虫歯の原因菌もいて、虎視眈々と活動の機会を狙っています。
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