生まれたばかりの乳児には虫歯の原因となる菌がほとんど見られないことから、大人が口移しで食べ物を与えたりする際に、食べ物と一緒に子供の口の中に入るのではないかと考えられています。
大人から子供へ、虫歯菌が伝染したということです。
細菌は目に見えませんので、どこからでもどんな方法でも口の中に入る可能性があります。
そして、自分に適した環境になるととたんに増殖を開始します。
虫歯の原因が細菌だと世界で初めて発表したのは、ペンシルバニア大学のミラーという研究者です。
1890年のことでした。しかし、当時は虫歯の原因菌を特定できておらず、口腔の感染が全身疾患を引き起こす主な原因であるという細菌学説の考え方を発表したのみです。
その後多くの研究者によって虫歯が起こるメカニズムが研究されてきましたが、なかなか虫歯菌の真犯人が見つからず、乳酸桿菌(かんきん)という細菌が犯人ではないか、いや他の細菌が原因だと様々な説が出ました。
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